「日本は再生可能エネルギー後進国で世界から遅れをとっている」というお話しをしました。
「世界では主力電源が再エネになってきているのに、日本ではどうして進まないの?」
と疑問に思いますよね。
今回はその原因、つまり課題と解決策をお話します。
再生可能エネルギーの課題
発電コストが高い
以前、太陽光発電の課題でも説明しましたが、導入費用が欧州の2倍近くもある《発電コストの高さ》が1番の課題です。
再エネに欠かせない〈太陽光パネルや風力発電機〉は、日本では欧米よりも約1.5倍の価格で取引されていて、設置する工事費も約1.5~2倍と高価格。
日本の再エネは、他の主力電源よりも発電コストが高い分、普及の足かせになっているのですね。
世界では、他の発電方法と比較しても従来の電源と同じくらいの発電コストが既に実現していることも事実です。
そして、この発電コストの高さは私達の生活に影響を及ぼすのです!
賦課金の増大で家計の負担が増える!
固定価格買取制度(FIT)による買取費用の一部は【賦課金】というかたちで電気料金に上乗せされ、私達国民が負担しています。
その額は右肩上がりに上昇していて、2018年には標準家庭で月額 754円、年間だと9,048円もの痛い出費に・・・
何もしなくても毎月絶対に引かれていく料金なのだから《太陽光発電の導入や投資》を行って還元を受けないと損ですよ!
発電コストを下げる解決策
日本は同じような物価水準なのに、なぜ取引価格や工事費が高いのでしょう?
それは〈発電機メーカーから発電事業者にいたるまでの流通経路〉や、〈既存の流通システムが非効率〉だという現れです。
そこでコストを下げる取り組みとして【入札制度】を導入し、メーカーや発電事業者に競争してもらうことでコスト削減を図っています。
その結果、事業用の太陽光発電は、FIT制度が始まった当初の買取価格が40円/kWhだったのに対し、《現在は半額以下》になっています◎
海外と比べるとまだ高いですが、こうした取り組みが身を結んでいることは数字として現れているので、これからも引き続きコスト低減を促していくことが必要です。
まとめ
再生可能エネルギーの課題と解決策をご紹介しました。
やはり1番の課題はその発電コストの高さですが、FIT法改正で導入された【入札制度】によりコストは削減されつつあります。
今後も増え続ける再エネ賦課金は、私達の家計で負担していくので、何もしないでいるよりは投資に参加してみませんか?
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