みなさんは、再生可能エネルギーがどのくらいあるか知っていますか?
「太陽光と風力、あと水力かな?」
実は再生可能エネルギーって【身の回りにある自然は全て】といえるくらい、たくさんあるんです!
そこで今回は意外と知らない再生可能エネルギーを、課題を交えて解説します。
再生可能エネルギーの種類と特徴
主要5大再生可能エネルギー
まずは、経済産業省のHPで主要電源とされているメジャーな5種類をご紹介します。
太陽光発電
太陽電池をたくさん繋げた〈ソーラーパネル〉に、〈太陽の光エネルギー〉が当たると直接電気に変換される発電方法です。
災害時には〈非常用電源〉として使用ができるので、住宅用の太陽発電を導入する家庭が増えています。
また、発電した電気を売電できることから、山岳部や農地に産業用の太陽光発電も続々と建設され人気の投資となっています◎
気候条件により発電量が左右されることや、《導入コストの低価格化》に向けた技術開発が課題となっています。
風力発電
風のエネルギーを電気エネルギーに変換させる風力発電は、2000年以降導入件数が急激に増えて、2016年度末で2,203基が全国で稼働しています。
発電コストも比較的低く、電気への変換効率も高いことから経済性がある一方、風が弱いと発電できません。台風などの強風でも発電はストップしてしまうので《日本の気象条件に合わせた風車の開発》が課題です。
バイオマス発電
バイオマスとは家畜排泄物や稲ワラ、林地残材など〈動植物から生まれた生物資源〉のことです。この資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどして発電を行います。
捨てていたものを資源として活用することで、廃棄物の再利用や減少の役割を果たし\理想の循環型社会/へとつながります。
バイオマス資源は広い地域に分散しているため、収集から運搬、管理にコストがかかる《小規模分散型の設備》になってしまうのが課題です。
水力発電
水力発電といえば山間部の大きなダムを想像しますが、近年では小川や農業用水・上下水道などの流れをそのまま利用する「流れ込み式中小水力発電所」が注目されています。
また、電気への変換効率が最も高く約80%もあります。これは他の再生可能エネルギーと比べて約2倍の数値です。
中小規模の水力発電は、砂の排出や護岸の整備など《設備・メンテナンスのコスト》がかかります。《周辺環境への影響や水利権の調整》など、地域住民の理解が必要です。
地熱発電
地熱発電は、地下にあるマグマの熱エネルギーを利用して電気を作ります。火山大国日本は世界3位の地熱資源大国なので風土に適している発電方法と言えます。
天候や時間に左右されず年間を通じて安定供給が可能ですが、建設予定地は温泉地や国立公園なので《環境への影響》が心配されます。また、地質調査や開発にたくさんのお金と時間を要するので《建設コストが高い》のがネックです。
その他の再生可能エネルギー
続いては、自然を利用した熱エネルギーをご紹介します。あまり聞き慣れないエネルギー達ですが、自然環境を活かした取り組みが高く評価されています。
太陽熱利用
太陽の熱エネルギーを太陽集熱器へと集め、給湯や冷暖房などに活用するシステムのことで、導入の歴史は古く実績も多いです。
簡単なシステムで手軽に導入できますが、他のエネルギーとの競合で生産台数は年々減ってきているのが実情です。
雪氷熱利用
雪や冷たい外気を使って凍らせた氷を保管しておき、冷熱が必要となる時季に利用する寒冷地限定のエネルギーです。
除雪で膨大な費用がかかるデメリットであった雪を上手に活用し、メリットに変えています◎
温度差熱利用
地下水や河川水、下水の持つ熱をヒートポンプを用いて利用したもので、冷暖房機の地域熱供給源として注目されています。寒冷地の融雪用の熱源や、温室栽培にも利用ができます。
地中熱利用
地中熱とは、地下10~15mの深さの浅い地盤中に存在する低温の熱エネルギーのことです。夏場と冬場の温度差を利用して効率的な冷暖房を行いますが、初期コストが高く設備費用の回収期間が長いことが課題となっています。
まとめ
再生可能エネルギーの種類をご紹介しました。
発電ができる「主要な5大エネルギー」の他に、地域の冷暖房機能の役割を担える「熱エネルギー」の存在は初めて知ったという人も多いのでは。
他国からの供給に頼らず、クリーンな純国産のエネルギーで《未来の子供達のために持続可能な社会を目指す》きっかけになると嬉しいです。
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